早春の南北八甲田と蔦の森    平成12年6月1日制作

北は青森市から南の十和田湖町五所川原平まで、十和田国立公園の八甲田山を中心とした鳥瞰図である。
左上端に青森湾が僅かにのぞいており、青森市部平野に数本の川がそそいでいる。
それぞれの川はやがて堤川に合流するのだが、海抜差が小さいため鳥瞰図としては表現されない。
中央部の八甲田山系は笠松峠を分水嶺として、北は城ガ倉渓流に、南は蔦川よって南北に分断され、それぞれ北八甲田山、
南八甲田山の名称で呼ばれる理由がうなずける。
また田代高原が、大昔カルデラの湖底であったこと、北八甲田がその後の火山爆発で出来た様子が、八幡岳等の外輪山で囲まれた盆状の形から見て取れる。
蔦の森は、南八甲田山系南部赤倉岳のなだらかな山腹で、海抜400-800mの区域に位置している。
海抜600mまではトチノキ、サワグルミ、ホホノキ、ハリギリの広葉樹が混交し、700mの赤沼から上部ではブナ帯となって、アオモリトドマツ混交帯へと連続する。
この流域には透明度日本3位の赤沼をはじめ、大小七つの沼(小湖)が散在し、かっこうの散策コースとなっており、クマゲラの食痕が随所で観察されるなどその自然度は北八甲田を遙かに抜いて高い。

データ:国土地理院「数値地図50mメッシュ(標高)−2」
ソフト:カシミールNEXT Ver.4.6.690
カメラ:位置,十和田湖(北緯40.24.36.0、東経140.52.32.2)、方位0度、上空8000m、撮影距離80キロ、レンズ35ミリ指定

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