八甲田山のウメバチソウ   8月30日

青森県野生植物目録1994細井幸兵衛編によれば青森県には次の3種が 分布しており、 その分類は仮雄しべの分裂数によっている。(日本高山植物・山渓カラー名鑑)
エゾウメバチソウ,  Parnassia palstris L.・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・ 9-14 裂
ウメバチソウ,               var. multiseta Ledeb.・・・・・・・・・・・・・・・15-22 裂
コウメバチソウ,             var. tenuis Wahlenb.・・・・・・・・・・・・・・・・ 7 - 9 裂
30日、酸ケ湯口から仙人岱-大岳-毛無岱を巡回した折り撮影したのが下の写真である。
30枚以上撮った中から開花順に6枚だけ配置したが、何れも仮雄しべは<9−15>でエゾウメバチソウのタイプであることを知った。

エゾウメバチソウ

エゾウメバチソウ     八甲田

下毛無岱では15裂以上のウメバチソウタイプも散見された。

『  ウメバチソウの花は雄性先熟で、自家受粉しないと長い間考えられていた。
しかし、最近の実験によって自家受精も行う事が判明した。
蜜を分泌しないウメバチソウの花に、ハエやアブ、ハチ、チョウやガなどの昆虫がよく訪れる。
これは緑色の脈がある白色の花弁と仮雄蕊を蜜標識として飛来するものと考えられている  』
日本の野生植物U平凡社。